2023.10.04 Wednesday
東京・小伝馬町ルーニィにてKnitLisa「らぶと絶望」、レポート3。
続きです。
私の仕事先のボス(当時)のジーンズを直しました。
とても大きなもので展示していて迫力がありました。
長いものはまるで洗濯物のように、
南イタリアのように展示しました。
今回の小さなテーマ、羊毛についての説明です。
左から「洗ったもの」、
瓶に入っているのが「刈った羊毛」(匂いがするので密閉)、
小さな毛糸玉ふたつが「染めて紡いだ毛糸」
です。
おもしろかったのは瓶の中の羊の毛をかいでみても
何も感じない人と、羊の匂いを激しく感じる人がいたことです。
ここからは少し私の版画を紹介します。
この展示の少し前に版画を習い始めました。
左がドライポイントです。銅板にニードルで絵を描いて、油性のインクで刷ります。
右はモノタイプです。アルミ板に色を載せてそのまま刷ります。
このときは黄色に夢中でした。
ちょっと濁った色が集まっています。
版画、特に今回展示したドライポイントは、とても具体的に表現できます。
例えば字を書くとか、絵も詳しく描けます。
編み物で何かを表現しようとすると色や形になります。
この対極な感じが気に入っていて今に至るまでたくさんの版画を作っています。
2023年度も引き続き展示していきたいと思っています。
今回「らぶと絶望」というテーマで展示しました。
私が昨年いろいろな病気になってしまい、それがきっかけで人間関係が壊れたり、
創作活動が続けられなくなって絶望の淵に立ちました。
なんとか日常生活が取り戻せるようになってきて、あらゆるところから
小さな「らぶ」が届き始めて、また創作に戻ってこれました。
(人間関係は元に戻らなかったものもあります)
多くのお友達、ギャラリーのお客さま、私が存じ上げない方、
たくさんの方に来ていただきました。
本当にありがとうございます。
まだまだ若輩者ですが、これから多くのらぶを受け取ったり探し求めて
創作を続けてまいります。