東京・小伝馬町ルーニィにてKnitLisa「らぶと絶望」、レポート3。

続きです。

 

私の仕事先のボス(当時)のジーンズを直しました。

とても大きなもので展示していて迫力がありました。

 

 

長いものはまるで洗濯物のように、

南イタリアのように展示しました。

 

 

今回の小さなテーマ、羊毛についての説明です。

左から「洗ったもの」、

瓶に入っているのが「刈った羊毛」(匂いがするので密閉)、

小さな毛糸玉ふたつが「染めて紡いだ毛糸」

です。

おもしろかったのは瓶の中の羊の毛をかいでみても

何も感じない人と、羊の匂いを激しく感じる人がいたことです。

 

 

ここからは少し私の版画を紹介します。

 

 

この展示の少し前に版画を習い始めました。

左がドライポイントです。銅板にニードルで絵を描いて、油性のインクで刷ります。

右はモノタイプです。アルミ板に色を載せてそのまま刷ります。

 

 

このときは黄色に夢中でした。

 

 

ちょっと濁った色が集まっています。

 

 

版画、特に今回展示したドライポイントは、とても具体的に表現できます。

例えば字を書くとか、絵も詳しく描けます。

編み物で何かを表現しようとすると色や形になります。

この対極な感じが気に入っていて今に至るまでたくさんの版画を作っています。

2023年度も引き続き展示していきたいと思っています。

 

今回「らぶと絶望」というテーマで展示しました。

私が昨年いろいろな病気になってしまい、それがきっかけで人間関係が壊れたり、

創作活動が続けられなくなって絶望の淵に立ちました。

なんとか日常生活が取り戻せるようになってきて、あらゆるところから

小さな「らぶ」が届き始めて、また創作に戻ってこれました。

(人間関係は元に戻らなかったものもあります)

 

多くのお友達、ギャラリーのお客さま、私が存じ上げない方、

たくさんの方に来ていただきました。

本当にありがとうございます。

まだまだ若輩者ですが、これから多くのらぶを受け取ったり探し求めて

創作を続けてまいります。

 

 

ciao | レポート | 07:04 | comments(0) | - |

東京・小伝馬町ルーニィにてKnitLisa「らぶと絶望」、レポート2。

個展のレポートの続きです。

 

こうしてみると祭壇のように見えます。

赤い作品で埋め尽くされてます。

 

 

私はこの「ミモザ」が大好きなんです。

真っ直ぐではない形、続けて編んだモチーフたち、ミモザを思わせるちょっと変わった黄色。

この唯一無二の作品にピッタリの方がいつか、必ず、現れるんです。

 

 

紫と紺から黄緑とオレンジに変化していくところに

ちょっとした品性のようなものがありました。

 

 

思わぬ形で完成したセーター。

今回の個展で主役になりました。

 

 

こちらのふたつも存在感があります。

 

 

編みかけやワークショップの素材、洗っていない羊毛、

私の版画もあります。

 

 

作品もありますが、ディスプレイ用のものもありました。

片方だけの手袋をご消耗の方が現れてたいへん驚きました。

 

 

作品の並びって不思議だなと思うこともしばしば。

大人っぽい雰囲気あります。

 

 

私は洋服を作ることはできないけれど

ときどきワンピースに仕立てたり

袖を付けたらいいなと思うことがよくあります。

 

 

続きます。

 

ciao | レポート | 08:20 | comments(0) | - |

東京・小伝馬町ルーニィにてKnitLisa「らぶと絶望」、レポート1。

今年の2月に東京で個展をしました。

少しずつレポートしていきます。

 

タイトル:KnitLisa「らぶと絶望」

日時:2023年2月7日(火)〜12日(日)12:00〜19:00

場所:小伝馬町ルーニィ

 

左奥に熊手が見えますね。

それと匹敵するくらい堂々としたらセーターの左右の腕たちです。

お客さまを迎えてくれます。

 

 

昨冬はこのふたつが大活躍してくれました。

 

 

「AMORE e DISPERAZIONE」はイタリア語です。

英語じゃないし伝わらないかなと迷ったタイトルですが、

私にとって大切な言語なのでこれで行くことにしました。

 

 

このバッグたちずっと展示に持って行ってます。

だれがなんといおうと私は好きなんです。

 

 

この黒と青のバッグはお嫁に行きました。

お裁縫ができる方がご自分で裏地をつけてくださることになりました。

 

 

私の作った銅版画とモノタイプも展示しています。

この展示の直前に始めたものですが、とにかく自分のワールドを欠けることなく

作り上げたかったのです。

 

 

ここで展示をするのは3回目でしょうか。

ここで知り合った方が来てくださったり、

同級生が来てくれたり、

版画で知り合った方も来てくださいました。

もったいないご縁です。

いつも出雲の神様たちに感謝しています。

 

つづく

ciao | レポート | 09:04 | comments(0) | - |

京都windfallギャラリーでKnitLisa「遠クハナレテイテモ」開催しました。レポート3

レポート最終回です。

 

久しぶりにこの藍のセーターを展示いたしました。

写真からこの作品を見るだけでも藍が匂い立つように感じます。

 

 

わかりにくいですが、編みかけの腕がふたつあります。

重なるように展示しています。

 

 

この作品たちはこのあと神戸のホテルで展示されました。

展示の様子はリンクを見てください。

ちょっと夢のような映画の中のような世界です。

 

 

昨年の夏から秋にかけて体調を崩して、出かけることも編むこともできなくなってしまいました。

そんな中京都のギャラリーの方に「また今年も」と声をかけていただきました。

遠くの友達も励ましや愛をたくさんもらってほんとにうれしかった。

だんだん元気になって展示を開催することができました。

この展示は「遠クハナレテイテモ」というタイトルにして

距離を超えた気持ちのつながりを表現いたしました。

 

お越しくださったみなさん、ありがとうございます。

気にかけてくださったみなさん、ありがとうございます。

また今年もお会いしましょう。

 

ciao | レポート | 00:24 | comments(0) | - |

京都windfallギャラリーでKnitLisa「遠クハナレテイテモ」開催しました。レポート2

レポートの続きです。

 

今回はマフラーの展示が多かった。

靴下もセーターもそうですが、中毒性があるといいますか

続けて編みたくなるのです。

 

 

このベストもギャラリーに彩りを与えてくれました。

 

 

どの作品も単色ではない、シンメトリーでもない。

 

 

私のテーマの一つでもあります。

自分で作った一文ですが、ときに私を支えてくれます。

 

 

ワークショップもしました。

ピンクと赤しかないテーブルでした。

 

 

このあとずっとだれかを温め続けてくれているでしょう。

 

 

お花をいただいたのです。

 

 

ケイトウに毛糸を巻いてくださったのです。

美しいです。

 

 

今回もたくさんの方、たくさんのお友達が来てくれました。

夜にはパーティもしました。

ほんとに楽しい時間でした。

 

あと少しレポート続きます。

 

ciao | レポート | 01:11 | comments(0) | - |
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